喜多方、会津若松、新潟 (上)

ああ、そうだ。と思い立って、
ふらっと旅をしてきました、福島 会津若松〜新潟。
目的は食べる、呑む、お湯に浸かる。
それは雪の中を電車でどこかへ、いやどこまでも行きたい事と
休みの日には何となく部屋から、東京から抜け出したかった事も重なった。

今回使ったのは、『ウィークエンドパス
8700円で上越南東北に行ける、当日買える事の手軽さもグッド!
特急券は別料金ですけど、ふらふらするにはちょうどいい。
前日に福島在住の後輩子に酒蔵情報と温泉情報、そして気候情報を
仕入れて、ホテルも予約して、いざ東北へ!


2月11日(金)
7:12東京発 MAXやまびこ123号
9:43郡山発 磐越西線
10:54会津若松
11:17喜多方着
じつに4時間の旅、喜多方は晴れてました。
猪苗代でスキーやボードを抱えた旅人がけっこう降りていった。
4時間かけて、食べたかったのは あべ食堂のラーメンです。



ラーメン美味しい、太麺ちぢれです。


お次は湯!会津若松に戻り、東山温泉へ。
瀧の湯というお宿で日帰り温泉に浸かりました。
その後、満田屋さんにて一人酒。(味噌のお店です)
冬に囲炉裏の前で、こんにゃく、にしん、里芋に味噌をつけ、色々焼いてもらってにごり酒です。


しいたけ、おいしい。


一人で呑んでいて、あまりにナミナミのお猪口を、おつつと呑んでいると
隣人の男性(家族連れのお父さんフロム埼玉)も「にごりひとつ」と一声。

あ。と僕と目が合ってしまって、「いや、あなたが美味しそうに呑んでいたんでつい。。」と笑顔。

そんな縁があって談笑。
「バイク乗るの?、良いねぇ。」
「一人旅ですか?、良いねえ、ふらっとねぇ。」
「ふらっとしたいなァ。。」
とおんちゃん二人。
娘さん二人と奥さんを終始ほっぽらかしてしまい、酒飲んで話し込んでしまいました。(笑)

お父さんは会津若松に出張で良く来るらしく、滞在も長く色々な店を飲み歩いているそうです。
会津若松駅近辺は、城下町の名残あって、品がある建物が多い。倉も多い。
こういとこで呑めるのは本当に贅沢です。
「そうなんですよね。ここは夜も良いですよ」って笑っていたお父さん


こっちで美味しいお酒見つけては買って帰るそうで、「会津娘」ってお酒を勧められました。
「バイクの話、旅の話できて良かったです。それでは、またどこかで!良い旅を。」
とお父さんは丁寧に頭を下げてくれて別れました。


旅をしていると、誰かと会って話しができる。
色々な情報を仕入れるってのは旅の醍醐味であるし、縁があるなと実感できる。
旅人としてその土地の人、土地を訪れる旅人への気遣いが出来てこそなのである。


僕は宮城の生まれで、やっぱり東北が好きなのだ。
だから、いつ来ても東北が好かれる土地であって欲しい。
旨いお酒や食事を気持ちよく楽しめる土地であって欲しい。
その土地に暮らす人に敬意を払おう。
僕も東北を旅する時は、次に住む場所を探しているのも兼ねている。


酒瓶をリュックに詰めて、新潟へ。
16:36 磐越西線 新津行き。
列車はさらに雪の深い所へ向かう。