はやぶさに乗って、仙台へ向かう。
父が病気である。
母よりその報せを聞いたからだ。大腸癌である事を知った。
どうなってしまうのであろうかと不安ばかりが募る

実家へ帰宅し、父、母と3人で食卓を囲み、夏野菜等つまみながら酒を呑んで話した。
『これからどうなるにも、自分で前へ進むしかない。』
父は不安そうだったが、笑顔だった。母は少し疲れていたな、現実を二人とも受け止めきれていない様子だった。

どれくらい進行しているとどうなってしまうのか?病気は未知であり、不安も大きい。
不安を打ち破るには、自分で前へ。そして家族の支えが本当に大事であると私は思う。

小学生の頃、私も盲腸を拗らせ、長い入院生活を送っていた。
苦しくて魘されて目を開けると、いつも母や祖母が居てくれた。
助けられてきた、だから病院の消灯後の長い長い夜も越えられたのだと感じる。

今年は特に、本当に自分の周りで色々な事が起きる。
後悔の無いように、顔を見て、話して、時間を大事に繋いでいきたい。