旅メモ

「ゆとりという言葉は日本だけではないだろうか、
何でも物が在りすぎて、埋もれてしまっていて。
いらないものや、本当に必要なものも見分けがつかなくなって。

特に東京では。

今の時代、考える事をしなくても、行動はスムーズに運ぶ。
何でもYESと言うだけで手に入ってしまうんだもの。

僕は考える事をおろそかにしてしまっていた。
考える機会を作らずにYESだけでスムーズさだけをあてにしすぎていたなあ。
埋もれてしまっていた、すっかり東京に。」

外国に出て、プーケットの市街地を走り行く車から
花売る人や、古くなった家を直している人や、
家の軒先の屋台で笑いながらみんなに料理をふるまっている人を見ながら、

僕はこんな事を思ってメモに残していた。